この写真は今年1月11日、原宿にあるアコスタディオ音楽ホールで、松井康司先生・東井美佳先生の門下会で歌ったときの写真です。
このとき智恵さんはモーツァルトの歌劇『コジ・ファン・トゥッテ』より「岩のようにうごかず」、中田喜直の『六つの子供の歌』より「風の子供」を歌いました。
門下会というのはある意味とっても興味深いものです。
今回は音楽大学を受験する高校生の方、また松井康司先生が教授をしていらっしゃる桐朋学園芸術短期大学を出て、これから芸大を受験しようという学生さんなども予行演習をかねてこの「おさらい会」にのぞみました。
点数をつけられて、合否が決まる受験会場ほどのプレッシャーはないかもしれませんが、見ず知らずのお客さんがいて、このお客さんたち、実はどのくらいうまいか聞きにきてるのですね。その衆人環視のなかで歌うのですから、いいトレーニングになったと思います。
ところで、このとき智恵さんは3月に二期会の進級テストをひかえていて、範囲は『コジ・ファン・トゥッテ』だったのですが、ここでは自分の試験曲を歌いませんでした。なんでも予科の試験曲は重唱の部分だそうで、この「岩のようにうごかず」という独唱のアリアは試験曲ではありません。
自分自身のための腕試しだったんですね。
さて、気になる進級試験の結果ですが。合格。
これは当然ですね。
というわけで、4月から矢口智恵さんは二期会本科生になります。
皆様、今後ともよろしく。
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