Bel Canto・美しい歌声

オペラ歌手・矢口智恵さんと、智恵さんの出身地・世田谷区民合唱団周辺の音楽事情をcatmouseがお届けします。

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 EXHIBITION YOSHIO NAKAJIMA            2009


千代田線を表参道でおりる。
雨がふるつめたい日。

Gallery Concept 21に中島由夫氏の絵を見に行った。

「時間ができたので、これから行こうと思います」
常在寺のお坊様にメールをうった。

返事がかえってきた。
「今日はあいにく由夫氏はみんなで箱根の森美術館にいってしまった。ご子息のアンデスさんが残っているので電話しておきます。由夫氏が作品を描いているビデオもあるのでみせてもらうといいでしょう」

みんなで行ってしまったって、みんなって誰だろう?そのみんなのなかにはアンデスさんは入ってないのかな?などと思いつつ画廊にむかった。

「電話をちょうだいしています。今日はあいにくみんなで箱根の森美術館に行ってしまって中島由夫はいません」
出迎えてくれた中島アンデスさんがおなじようなことを言った。
みんな、という表現をつかったのはアンデスさんなのかな?
で、みんなとは
「60人くらいで」

アクセントのないきれいな日本語なので気付かなかった。
「日本語はあまりうまくないんです。ときどきへんな言い方になる。日本人と話すのは日本語の勉強になっていいです」
そんな発言に違和感を感じるほどだ。

中島由夫氏は日本人。奥様でアンデスさんの母上、文子さんも日本人。
だからアンデスさんも、もちろん遺伝的には日本人だ。
スウェーデンで生まれて、日本は小学校1年から3年くらいまでいたがあとはずっとスウェーデン。
背が高い。そこのところがスウェーデン育ちらしい。

「ぼくの名前を見て、展覧会に入ってくる人は、たいてい南米を頭に浮かべるんですよね。そしてぼくの絵を見てインカ的だって思うらしいです。でもアンデスは洗礼名。アンドリュースからきてるんですよ。どう?今日床屋に行って髪を切ったの。昨日まではこんなに長かったのよ」
「え?」
「それはうそ」
昨日までこんなに長かったというのはリップサービスだった。
その間、言葉にならないやりとりが我々の間にあったと思う。

(ぼくに会う前、どんな風に想像していた?ひょっとしてすごく画家的なおかしな人を想像していなかった?)
(していた。だって中島由夫さんのぼっちゃんでしょ。ご自身も画家でしょ。スウェーデン育ちでしょ。髭かなんかはやしてぼさぼさの頭で、変わった恰好をしてると思っていた)
(で、実際どう見える?)
(日本の大手メーカーのエンジニアかIT関連の技術者)
(やったね)

「なんで画家になったのですか?」
「最初は大学を出た後、建築家なんかをやろうと思っていたけど、父には誰かプロデュースする人が必要。じゃあ自分がしようか。そしてそばにいてプロデュースするうち、自分も絵を描くようになったんです」

アンデス中島さんの絵画展「地球の子供たち」が1月27日から2月2日まで広島SOGO本館8階の美術画廊で開かれる。後援スウェーデン大使館。アンデスさんの絵とともに中島由夫氏の「北欧の太陽」という作品も出品される。



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