Bel Canto・美しい歌声

オペラ歌手・矢口智恵さんと、智恵さんの出身地・世田谷区民合唱団周辺の音楽事情をcatmouseがお届けします。

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11月1日のアマチュアスペシャルライブ

11月1日午後1時より
今年度で3回目のせたがや文化財団音楽事業部主催によるアマチュアスペシャルライブが行われました。

黒猫室内楽団は今年2度目の出場。
実は、昨年初出場を果たした直後、catmouseはやりたいことが思い浮かびました。
それは、合唱とのコラボです。

まず、やってみたかったことその1。
「主よ、人の望みのよろこびよ」

日本の合唱の伴奏はピアノが主です。合唱祭や合唱大会にいっても伴奏は全部ピアノです。
世田谷区民合唱団の定期演奏会もほとんどピアノ。世田谷フィルハーモニーなどととの共演でオーケストラがつくことはありますが、それはごくごく特別な企画。普段は一台でオーケストラの役割をはたすことができるピアノが伴奏に使われるというのはしごく当然といえば当然。
それになぜか日本では全国津々浦々、ホールにはピアノがあり、また楽器の中でもピアノの演奏者は数の上で、他の楽器を圧倒的にしのいでもいます。
それに、ピアノは鍵盤を押すことで音が安定しているので音をリードする意味でも、伴奏楽器として最適なのでしょうね。

それを弦でやってみたい。

なぜなら、catmouseは、ピアノが弾けないから・・・・・・というのもありますが、catmouseはアマチュアのバイオリン弾きですが、合唱もやるのです。

弦と合唱のコラボがしてみたかったのです。

日本では、バイオリンとか、他の楽器ができる方は、たいてい楽器だけでアンサンブルをして、独唱はあるけれど、あまり合唱とはアンサンブルしません。

もともと「主よ、人の望みのよろこびよ」という賛美歌は小編制の弦と合唱で演奏されるもの。
それをやってみたい。
アマチュアスペシャルライブでやるにはぴったりの曲目ではないかと思ったのです。

ところが、アマチュアスペシャルライブには制限があるのですね。

「10人以下のグループであること」

「主よ?」をやるには、自前で合唱団を持つのではなく、どこかのチームに話をつけて、ドッキングしなければ人数がオーバーしてしまうのですね。

「クラシック」が歌える、しかも「ミサ曲」が歌える混声の合唱チーム。
Catmouseは第二回に出場した合唱グループ「一灯」に目をつけました。

そして、コラボするに至ったストーリをも、演奏によって舞台の上で演出したいと思いました。

黒猫室内楽団が黒猫音楽隊という名前で出場した第二回アマチュアスペシャルライブで、黒猫はバッフェルベルの「カノン」を演奏しました。
ドラマとしては、その「カノン」を聞いて、「一灯」という合唱団が歌で演奏に加わるという形をつくりたいと思ったわけなのですが、それがやりたかったことのその2.

合唱曲として選んだ歌は「千の風になって」。

ところがですよ、「カノン」はニ長調。
「千の風になって」という歌の元歌はニ長調ではありません。
シャープ4っつのホ長調なんですね。
普通なら組み合わせるには転調させて書き直さなければなりません。

しかし、幸いなことに、転調されて、しかも混声4部の合唱譜がありました。
世田谷区民合唱団の音楽監督・金川明裕先生が編曲したものがニ長調だったのです。

楽譜を鋏で切って、つなげたら、あっという間に曲がつながりました。

しかし、その段階では「千の風になって」の部分、まだピアノ譜がありませんでした。
というのは、区民合唱団が持っていた楽譜は歌譜だけだったんですね。

ヴァイオリンの譜のほうは、もと合唱団員で現在二期会オペラ研修所に通っている矢口智恵さんに和声から起こしてもらってつくりましたがピアノ譜をつくるのはたいへんな作業。

黒猫のピアニストbamamanさんに「モト譜から転調したのつくってよ」とたのんだんですが、

「忙しいからヤダ。それを演奏するのはやめよう」とか言うのです。

Catmouse、ピーンチ!

ところが、ところが、ところが!
金川先生に「ピアノ譜もらえますが?」ってたのんだら、翌日、なんと!オケ譜をくださったのです。
バイオリンも、チェロも、ビオラも、管楽器の分まで付いているんです!!

楽譜が宝物に見えました。

一灯との練習を繰り返し、カノンとのバランス、ヴァイオリンのきかせどころ、歌と合わせた時にどう聞こえるか、などなど、主にチェロのハクセキさんと、第二ヴァイオリンのなっちゃんとで様々な調整を行いました。

「カノンを前奏で弾くから、前奏の間に一灯の人が、ひとり、ふたり、と集まってきてほしい」とたのんだら、一灯さん側は、舞台袖や客席にばらばらにメンバーをばらまき、いろいろなところから出てくるように工夫してくれました。

Catmouseは「カノン」の前奏が終わって、「千の風になって」に変わったとき、客席の人が「あっ」と驚いている気配を感じました。

「あっ」と驚いたあと、みんなもよく知っている「千の風になって」の歌。きっと会場の皆様は楽しめたろうと、catmouseは密かに思っています。

そして、千の風が終わって、いよいよ、バッハの「主よ、人の望みの喜びよ」を演奏。
その後は黒猫は「上を向いて歩こう」「見上げてごらん夜の星を」の伴奏をつとめました。

黒猫だけの演奏の時間は、バイオリン2台でクライスラーの「愛のよろこび」、チェロ独奏でサンサースの「白鳥」を演奏したことを記録しておきます。どちらもピアノの伴奏つき。黒猫にはちゃんピアニストもおりますので。

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